初めての鹿児島旅行をする前に押さえておきたいこと【移動, 観光,食事】

初めての土地では分からないことが多く、下調べに追われている方もいるでしょう。特に旅行となれば、スケジュールや準備とやることが多く、肝心なことをうっかり忘れてしまう可能性が出てきます。そうならないためにも、鹿児島旅行をする前に押さえておくべきポイントを見直しておきましょう。今回は、実際に鹿児島へ行ったときに気付いたことをまとめています。

1.観光エリアは絞るのが無難

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鹿児島に限らず旅行で一番大切なことは、「考えたスケジュール通りでうまく回れるか」です。

鹿児島には、魅力ある観光スポットがたくさんあります。せっかく行くならたくさん回りたいと誰もが思ってしまいます。しかし、土地勘が分からず、計画通りに観光できるか不安を感じている人もいるかもしれません。

当方も、鹿児島市、指宿、霧島、桜島を巡る計画を立てていましたが、霧島を断念するといった経験があります。こんなことなら初めからエリアを絞って、近くの観光スポットを探して、のんびり楽しんだ方が良かったなと後悔しました。

行けば何とかなる、なんて安易なことを考えていると、実際に行ったときに時間が足りず、計画していた観光地を断念するようなハメになりかねません。

鹿児島のエリアは大きく分けて7つ

鹿児島のエリアは大きく分けて7つあります。

1.ツルの渡来地や曽木の滝で知られる「北薩摩エリア」
2.鹿児島市や桜島を含んだ「中薩摩エリア」
3.開聞岳や砂むし風呂で有名な「南薩摩エリア」
4.温泉で有名な「霧島・姶良エリア」
5.雄川の滝や佐多岬がある「大隅エリア」
6.縄文杉や宇宙センターで有名な「種子屋久・十島三島エリア」
7.美しい海やマングローブで知られる「奄美エリア」

※鹿児島県観光サイトを参考

地図上では近く感じてしまいますが、これらのエリアを行き来する旅になると、思いのほか移動時間がかかってしまいます。

例えば当方が実際に行った「中薩摩エリア」→「南薩摩エリア」は、車で約1時間半かかりました。往復でだいたい3時間で、移動中はほぼ休憩はとっていません。
ちなみに、「霧島・姶良エリア」にある鹿児島空港から「中薩摩エリア」にある鹿児島中央駅までは、車・バスで約50分、電車で約1時間10分かかります。往復でざっと2時間くらいでしょうか。

実際に回れるのか心配な方のために、主な観光スポットや移動時間も分かる「モデルコース」を紹介しているサイトをピックアップしましたので、参考にしてください。

【モデルコース】

計画は余裕を持って立てる

鹿児島には、魅力のある観光スポットがたくさんあるからこそ、つい旅行計画を盛り込みすぎてしまいます。現地でバタバタするようなことや、時間の都合で予定の変更を強いられストレスがたまるようなことがないよう、余裕を持った計画を立てることをおすすめします。

【押さえておきたいポイント】

・時間的に無理がないか見直す
・土地勘が掴めてなければ、Googleマップなどで距離や移動時間を調べる
・最悪の場合を考えて、予備の観光地をピックアップしておく
・旅を充実させるために、エリアを絞る案も考えてみる
・コースに合わせて宿泊先を決めることも重要



2.鹿児島の移動手段は“車”がベスト

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観光するのに車はかえって邪魔になる、とお考えの方もいらっしゃると思います。
たしかに、鹿児島市内や鉄道が走っている近辺の観光なら車は必要ありません。

しかし、それ以外の場所だと、徒歩あるいはバスなどを頼ることになります。また、バスの本数が少ない、バス停の位置が分かりづらい、といったエリアもあります。初めての利用だと、苦戦することも考えられます。

一方、自家用車やレンタカーであれば、ナビを頼れば迷うことなく目的地へ行けます。また、観光用に十分な駐車場も用意されているので、広大な鹿児島を観光するには車はとても便利です。

【メリット】

・無料の駐車スペースが多い
・少し離れたホテルにも泊まりやすい
・繁華街でも駐車場は1h100円が相場と安価である
・公共交通機関に左右されることなく、自由に観光できる
・思わぬ景観を発見した時にすぐに車を停めて観光ができる

ただし、便利な反面、コストがかかるといったデメリットもあります。

【デメリット】

・ガソリン代や高速代、駐車場代がかかる
・お酒が飲めない

当方も運転しましたが、メイン通りは道路も広く、走りやすいです。連休ど真ん中の夕方でも、ストレスを感じるような渋滞はありませんでした。(渋滞が多い地域に住んでいるからそう感じたのか、もしくは、たまたま交通量が少なかったのかもしれません)

フェリーは車も乗り入れOK!

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鹿児島県内で運航しているフェリーのほとんどは、車を乗り入れることができます。車で海を渡って、そのまま観光やドライブすることも可能です。車移動は徒歩やバス移動に比べ、時間短縮になるうえ、観光できるエリアも広がります。また、出発時刻が決まっている公共交通機関などに左右されることなく、観光ができます。

高速船やジェットフォイルなど、一部の船では車を航送できないものもあります。
車を乗せるときは、事前予約が必要なので、利用する場合は予約を早めに済ませておきましょう。

参考までに、桜島フェリーとフェリーなんきゅうの利用料金を記載します。フェリー会社や移動距離、車長によって料金が異なります。

【車輌運賃】
・桜島フェリー:車長3m以上4m未満 1,150円
・フェリーなんきゅう:車長3m以上4m未満 2,800円

それぞれの車輌運賃には、運転手1名の旅客運賃も含まれています。
料金は、車長によって変わります。車検証に長さが記載されています。

観光スポットをたくさん巡るなら“自動車”

車も一緒に乗れるフェリーを活用すれば、鹿児島市内から桜島や大隅半島への移動は楽々です。また、指宿スカイラインなど美しい景色を眺めながらドライブできるスポットもたくさんあり、移動中も楽しめます。駐車場もたくさん用意されているので、なに不自由なく観光ができます。

さらに、少し離れた場所にあるリーズナブルなホテルにも泊まりやすい、といったメリットもあります。

移動の幅が格段に広がるので、鹿児島の観光スポットをたくさん巡るなら自動車がおすすめです。

【押さえておきたいポイント】

・鹿児島の移動手段は“車”がベスト
・ハイシーズンは早めにレンタカーを予約しておく
・フェリーには車も乗り入れできる
・景観を楽しむドライブコースもたくさんある



3. 鹿児島の“公共交通機関”を把握する

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自動車の免許を持ってない方や運転をしたくない方は、電車やバスなどの公共交通機関を利用することとなります。鹿児島にはどんな乗り物、移動手段があるのか知っておきましょう。

主な交通機関と基本情報

ご参考程度に、鹿児島にある主な交通機関と基本情報を紹介します。

■ JR

鹿児島県内のJR線は、鹿児島本線・指宿枕崎線・日豊本線・肥薩線があり、それぞれ主な観光地付近まで行くことができます。
鹿児島中央駅を起点に、北薩摩エリア方面は鹿児島本線、南薩摩エリア方面は指宿枕崎線、霧島・姶良エリア方面は日豊本線・肥薩線を利用します。

■ 肥薩おれんじ鉄道

肥薩おれんじ鉄道は、鹿児島県の川内駅から熊本県の八代駅までを結ぶ列車です。
北薩摩エリアの薩摩川内市、阿久根市、出水市方面へ行くときに便利です。

■ 市電

市電は、鹿児島市内を行き来するのに便利な路面電車です。
どこで降りても運賃は一律170円で、とてもリーズナブルな料金設定となっています。

【運賃】
・全線均一運賃:大人170円、小児(小学生以下)80円
※SuicaやICOCAは使えません。

市内をいろいろ回ってみたい方は、お得な「一日乗車券」もあります。一日乗車券は、路面電車だけでなく、市バス、観光バス(シティビュー)でも利用できます。また、観光施設などの入館料が割引になる特典もあります。

■ フェリー

鹿児島には、薩摩半島と大隅半島を行き来できるフェリーや、本島から離島へ渡れるフェリー、離島同士を結ぶフェリーなど、たくさんの船が運航しています。

中心となる鹿児島港からは、桜島への通常便に加え、観光用の便もあります。また、屋久島や奄美大島などの離島をはじめ、沖縄行きのフェリーなども出港しています。

各地、各離島にも港や就航しているフェリー会社がたくさんあり、様々な場所に行くことができます。

別ページで、フェリーの航路・乗り場・料金などの情報を紹介していますので、利用される方はご参考ください。

鹿児島のフェリー情報
https://surpriser.info/spot/kagoshima-ferry
離島に行けるフェリーの情報
https://surpriser.info/spot/kagoshima-isolated-island-ferry

■ バス

バスで鹿児島市内を移動する場合は、市営バスが便利です。
鹿児島市交通局では、かごしま歴史探訪コース、桜島自然遊覧コース、シティビュー(カゴシマシティビューコース、夜景コース)、サクラジマアイランドビューなど、人気コースを巡る観光バスも運行しています。

鹿児島市交通局(観光バス)
https://www.kotsu-city-kagoshima.jp/

市営以外にも、南国交通やいわさきコーポレーションなど、たくさんのバス会社があります。

移動に役立つ“お得なチケット”もある

観光や移動の際に役立つ、便利でお得なチケットが存在します。
フル活用して、旅を楽しんでみてください。

※対象外の乗り物やコースがありますのでご注意を。

■ 共通利用券「キュート」

共通利用券「キュート」は、市営バス、観光バス(シティビュー、アイランドビュー)、市電(観光電車を含む)、桜島フェリー(よりみちクルーズを含む)に何回でも乗れるお得なチケットです。当日限りの1日券と、連続した2日間限りの2日券があります。

【キュート】
・1日券:大人1,200円、小児600円
・2日券:大人1,800円、小児900円
https://www.kagoshima-yokanavi.jp/transportation

■ 一日乗車券

一日乗車券は、市電、市バス、観光バス(シティビュー)に1日中何回でも乗車できます。また、一日乗車券には観光施設の入館料などが割引になる特典も付いています。

【一日乗車券】
大人600円、小児(小学生以下)300円
※市電や市バス、シティビューの車内で購入できます。
http://www.kotsu-city-kagoshima.jp/ticket-summary/oneday/

最適な交通手段を調べておく

迷わず目的地へ向かうためには、最適な交通手段を調べる必要があります。
下調べはとても大変ですが、公共交通機関やお得なチケットなどを活用して、楽しい旅行を実現させましょう。

【押さえておきたいポイント】

・市電の路線と乗り方を把握しておく
・市電はSuicaやICOCAは使えない
・時刻表やバス停の位置をしっかりと調べておく
・乗り物をたくさん利用するなら「キュート」や「一日乗車券」を活用する



4.飲食店は予約しておく

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鹿児島のご当地グルメには、黒豚のしゃぶしゃぶ、とんかつ、そしてカレー、海鮮ではきびなご刺しやかんぱち漬け丼、さらに鹿児島ラーメン、さつま揚げ、さつま汁などがあります。美味しいお肉・新鮮なお魚の食材が味わえる鹿児島は、まさにグルメの宝庫です。

そんな鹿児島に来たからには、有名店や人気店でご当地グルメを食べたいものです。しかし、みんな考えることは一緒で、旅行の楽しみでもある食事は、せっかくなので有名店や人気店で食べようと決めている人が多いです。その結果、有名店や人気店にたくさんの人が集まり、予約なしでは入店が難しいといった状況がうまれます。

予約&リサーチで万全の準備を

食事付きの旅館やホテルを利用する方は必要ありませんが、外食で飲食店を利用する方は予約をしておくことをおすすめします。特に、有名店や人気店は予約必須です。

観光客だけでなく、地元客によって満席状態になっていることもありえます。時期や時間帯問わず、事前の予約を忘れずにしておきましょう。

予約が取れないお店を利用する際は、最悪入れなかったことも踏まえて、近くのお店をリサーチしておくといいです。どこでも食べられるようなお店に仕方なく行くことにならないよう、万全の準備をしておきましょう。

【押さえておきたいポイント】

・飲食店は予約しておく
・近くのお店もリサーチしておく



5. 天候、火山活動の情報を調べる

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鹿児島の桜島、霧島山の新燃岳、三島村の硫黄島、屋久島町の口永良部島、十島村の諏訪之瀬島など、鹿児島には活火山がたくさんあります。また、夏の時期の鹿児島は、台風が通りやすく、暴風雨など天候にも警戒する必要があります。

現地に行けないこともある

最近(2018年3月)では、霧島連山の新燃岳(しんもえだけ)が爆発的な噴火を起こしました。その影響で、鹿児島空港の定期便14便が欠航しています。また、時期に関係なく、悪天候により海上が荒れ、離島へのフェリーが欠航になることもよくあります。

旅行の際は、天候や火山活動の情報を調べ、飛行機やフェリーが欠航にならないかチェックする必要があります。

【押さえておきたいポイント】

・火山の活動状況を調べておく
・当日の天候に関する情報を調べる
・飛行機やフェリーの運航状況を常にチェックする

6. その他チェックポイント

その他、気付いたことをいくつか挙げていますので、ご参考ください。

・かごしま水族館(いおワールド)のジンベイザメがいなくなった
・砂むし温泉はフェイスタオルを忘れずに
・砂むし温泉は予約できない&待ち時間があるのが当たり前
・しゃぶしゃぶはコースで提供するお店が定番
・ハーブ塩、そばつゆで食べるしゃぶしゃぶ店がある
・市内の駐車場は1h100円が相場
・路面電車が走る道路で運転は意外と怖い
・指宿スカイラインは下道と変わらず、時間短縮にはならない
・フェリーの場合、移動距離がある島へは2泊じゃ足りない
・フェリー移動の場合は、酔い止めの薬を持っているといい
・鹿児島でも冬には雪が降り、積もることもある




【補足】初めての鹿児島旅行に役立つ便利なサービスをメモしておきます

補足として、鹿児島旅行に行くときに、「あると便利だなぁ」と思ったサービスをメモしておきます。

なんであると便利なのか理由も書いていますので、読んでみて必要そうだなと感じたら、このメモを活用してみてください。

また、鹿児島以外でも使えるサービスをメモしていますので、旅行する機会が多い方はぜひ活用してみてください。

①格安の航空券

新幹線を利用する方は必要ありませんが、鹿児島へ行くときは、飛行機を利用するのが便利です。

空港リムジンバスが運行していて、空港から鹿児島市内まで約50分で到着します。

自分で車を運転して鹿児島へ行くのは長時間運転になり、着いたころにはヘトヘト…なんてこともあるので、飛行機を利用するのがオススメかと思います。

どうせなら、飛行機代は安く済ませて、観光やグルメにお金をかけたいところなので、格安航空券の予約ができるサイトをメモしておきます。

【格安航空券の予約サイト】
国内格安航空券の予約・比較なら【ソラハピ】

②ネット予約できるレンタカー

鹿児島観光を充実させるためには、車は必須かなぁと感じました。

鹿児島まで車で行く方は必要ありませんが、飛行機や新幹線で鹿児島を訪れたときは、移動手段としてレンタカーに頼ることが多くなると思います。

車移動を計画に入れてない方も含め、いざというときに、すぐに利用できるレンタカーがあれば便利だなぁと思ったので、ネット予約できるレンタカーをメモしておきます。

【ネット予約できるレンタカー】
スカイレンタカー

たびらいレンタカー予約

③鹿児島を満喫するレジャー情報

鹿児島は、自然豊かな場所がたくさんあるので、そこで遊べるレジャー情報があればもっと充実するなぁと思ったので、レジャー予約サイトをメモしておきます。

サイトの情報を見るだけでも、「へぇ~、こんなこともできるんだ!」と、遊びや観光の選択肢も増えるかもしれません。知って損はないし、見るだけの価値はアリです。

④あると便利なWifiレンタル

いつもクラウドサービスを利用して写真や動画を保存しているのですが、鹿児島の風景写真をスマホでたくさん撮影したのはいいけど、Wi-Fiがなくてネット通信をためらったことがありました。

その結果、旅行の写真や動画を保存できないものがあって後悔したのを覚えています。ホテルのWi-Fiを使うことも考えましたが、通信速度が遅すぎてなかなかアップロードできないので使いませんでした。

こんなときに、持ち運びができるWi-Fiがあれば良かったなぁと感じたので、下記のサービスをメモしておきます。

必要ない方も多いかもしれませんが、「初めから知っていたら利用していたのに」と個人的に思った便利なサービスなので、あなたも必要かもと感じたらぜひこのメモを活用してみてください。

【まとめ】計画的な鹿児島旅行を

ご紹介した「初めての鹿児島旅行をする前に押さえておきたいこと」を参考にして、移動手段や観光周遊、食事の手配など計画に漏れがないか見直して頂ければと思います。

無理のないスケジュールで、充実した鹿児島旅行を楽しんでください。



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