基本的な流れが分かる!サプライズ動画の作り方
サプライズ動画の作り方が知りたい方へ
サプライズ動画を作りたいけど…
「動画の編集や保存の仕方が分からない」
「初心者でも分かる動画の作り方が知りたい」
こんな感じで、動画の作り方が分からない方、何かを参考にして作りたい方のために、”基本的な流れが分かる!サプライズ動画の作り方”をまとめてみました。
初心者でも分かる、動画制作の基本的な流れをご紹介します
今回は、サプライズ動画を作るときの企画の考え方をはじめ、動画制作に必要なものや撮影するときのポイント、動画の編集や保存方法まで、初心者でも分かる動画制作の基本的な流れをご紹介します。
①企画
②準備
③撮影
④編集
⑤保存
この基本的な流れをもとに、サプライズ動画の作り方について詳しく説明していきます。
目 次
- サプライズ動画の企画を考える
- 動画の狙いを考える
- テーマを決める
- 構成を考える
- 演出を考える
- スケジュールを決める
- 企画作りに困ったら、イメージに近い動画を参考にしてマネするのもアリ
- サプライズ動画に必要なものを準備する
- 撮影に必要なもの
- 編集に必要なもの
- サプライズ動画を撮影する
- サプライズ動画の素材となる映像や写真を撮影する
- 動画を撮影するときのポイント
- サプライズ動画を編集する
- 動画に使いたい素材を選ぶ
- 編集ソフトに写真や動画、BGMを取り込む
- 不要な部分をカットする
- テロップ、エフェクトを入れる
- テスト、微調整をする
- 完成したサプライズ動画のファイルを出力、保存する
- 動画を出力するときのポイント
- 気持ちが伝わるサプライズ動画を作ろう
- 動画づくりにこだわるには知識や技術が必要
【1】サプライズ動画の企画を考える
まずは、サプライズ動画の企画を考えます。
動画の企画とは、設計図みたいなものです。家を建てるとき、設計図がないとプロでもうまく建てられません。動画も一緒で、企画段階で手を抜くと、最終的に作りたかった動画と違ったものができあがってしまう可能性もあります。
また、動画制作で一番時間がかかるのが編集する工程です。企画がなく、思い付きで編集するとうまくいかず、何度も編集を繰り返して余計に時間がかかってしまいます。
動画の企画に時間がかかっても、しっかりまとめることができれば、あとの工程がスムーズに進みます。
企画を難しく考える必要はありません。ポイントを押さえて、しっかりと企画していきましょう。
①サプライズ動画の狙いを考える(目的)
「誰に何を伝えたいのか」「視聴者にどんな感情になってほしいのか」サプライズ動画で重要になる”狙い”を考えていきます。「突然のサプライズゲスト登場で驚かせる」など、視聴者をどんな感情にならせたいのか狙いを文字に書き起こし、動画のタイトルにすると明確化できます。
サプライズの目的が明確にならないと、視聴者に伝わりにくく、感情も大きく動かすことができないので、しっかり考えましょう。
②サプライズ動画のテーマを決める(雰囲気、イメージ)
「どんな動画を作りたいのか」「どんな映像を見せたいのか」テーマを明確に決めていきます。”楽しく明るい”、”奇抜で面白い”、”オシャレでかっこいい”など、映像の雰囲気やイメージを固めていきましょう。
③サプライズ動画の構成を考える(シナリオ)
「どんなサプライズのシナリオにするのか」「動画をどのように構成するのか」①で考えたサプライズの目的を達成させるためのシナリオと構成を考えていきます。大まかでもいいので、箇条書きでシナリオや構成を書き起こして、動画の内容を形にしていきましょう。
いい案が思いつかないときは、動画のスタートとゴールを先に決めて、それがつながるように内容を考えてみると構成しやすくなります。
④サプライズ動画の演出を考える
②で決めたテーマと、③で考えたシナリオ・構成をどのように演出するか考えていきます。動画の編集方法、BGM、ロケーション、出演者、小道具など、動画を引き立てる演出を細かく決めていきましょう。
動画の再生時間、オープニングやエンドロールも合わせて考えておくと、動画の編集がスムーズに進みます。
⑤スケジュールを決める(動画の打ち合わせ)
動画を作る流れ、撮影のスケジュールなど、協力してくれる人や今回出演してくれる人と打ち合わせをしてスケジュールを決めていきます。撮影を外でする場合は、天気を気にしながら撮影日程を決めるようにしましょう。
企画作りに困ったら、イメージに近い動画を参考にしてマネするのもアリ
いい案が思い浮かばず、動画の企画作りがなかなか進まないときは、ほかの動画を参考にしてマネするのもアリです。ただし、すべてマネするのは良くないので、動画の構成やシナリオなどを参考に取り入れ、内容はアレンジするようにしましょう。
下記に、サプライズ動画のアイデアを紹介している記事リンクを貼っていますので、企画作りに困ったら参考にしてみてください。
※企画は、動画制作で欠かせない一番重要なポイントで、ここを怠るとグダグダな動画に仕上がります。簡単なサプライズ動画を作る場合でも、面倒くさがらずに企画を考えましょう。
【2】サプライズ動画に必要なものを準備する
動画の企画ができたら、撮影・編集など、動画制作に必要なものを準備します。
動画撮影に必要なもの
①カメラ
動画撮影に必須のカメラですが、最近のスマホは画質が良くなっているので、スマホで撮影しても問題ないでしょう。
もし、画質がきれいでプロっぽい映像を撮りたい場合は「一眼レフカメラ」を、長い時間ずっと撮影する場合は「ビデオカメラ」を使いましょう。
②マイク
カメラやスマホには、音声録音機能がついていますが、よりクリアな音質の動画を撮影したい場合は、専用マイクを準備しましょう。特に、スマホで撮影する場合は、音割れや雑音が入りやすく、聞き取りにくい動画になってしまう可能性があります。
クオリティの高い動画を目指すなら、映像だけでなく、音も重要となるので、必要であればマイクも準備しておきましょう。
③三脚
手持ちだと映像がブレたり、カメラをどこかに立てかけると角度がいまいち決まらなかったりと、うまく撮影できないこともあるので、カメラを固定して撮影する場合は、三脚を準備しましょう。
三脚があれば、ブレによる映像の観にくさを解消します。また、カメラの高さ調整も楽で、手持ちでは撮影できなかったアングルから撮影できることもあります。
④照明
明るさや鮮明さは、動画の印象を大きく変えます。見やすくてきれいな映像を撮るために、照明を使用したり、明るい場所を選んだりと、光にも気を配りましょう。
⑤台本、小道具
出演者が多い場合は、撮影をスムーズに進めるために、セリフや撮影の流れなどを書いた台本を準備しましょう。
また、撮影に使う小道具が必要だなと思ったらすぐにメモして、撮影のときに忘れてしまわないよう早めに準備しておきましょう。
⑥撮影許可
撮影する場所によっては、撮影許可が必要な場合があります。許可なく撮影した場合、トラブルになってしまう可能性があるので、撮影許可はかならず取っておきましょう。
また、背景に他の人が写り込んでしまうと、その人の許可やモザイク加工をしなくてはいけません。撮影許可がいらない場所でも、人通りが少ない場所を選ぶなど、事前にトラブルを回避するようにしましょう。
動画編集に必要なもの
①パソコン、もしくはスマホ
動画の編集は、パソコンが作業しやすくておすすめです。さらに言うなら、デスクトップのパソコンがおすすめです。ノートパソコンだと、編集するときにかなり重たい動きになるので、ストレスを感じてしまいます。高性能なノートパソコンなら話は変わりますが…。快適に動画の編集をしたい方は、なるべくデスクトップのパソコンを使いましょう。
簡単にサクッと動画編集をしたい場合は、スマホで問題ありません。ただし、再生時間の長い動画やファイルサイズが大きい動画を作ることができません。また、細かい調整など、パソコンと比べて編集の自由度が低くなります。
②動画編集ソフト、アプリ
パソコンで動画を作るには、編集ソフトが必要です。編集ソフトには、ある程度の編集ができる無料版と、自由にカスタマイズできる有料版があります。動画をカットしたり、つなげたり、テロップやBGMを入れたりと、基本的な動画編集なら無料版でもできます。
初心者の方なら無料版をおすすめします。なぜなら、有料版はプロ仕様が多く、専門用語や使い方を新たに覚える必要があるため、使いこなすのに時間がかかってしまうからです。
スマホで動画を作る場合は、動画編集ができるアプリが必要です。こちらも、無料と有料版があり、使える編集機能の種類や使い勝手が異なります。初心者の方なら、まずは無料アプリをインストールして試してみるといいでしょう。
③素材データ
動画を作るうえで、必要な素材データを準備します。素材データは、「動画・映像データ」「写真・画像データ」「音楽・音声データ」があります。
「動画・映像データ」と「写真・画像データ」については、スマホやパソコンに保存している、すでに持っている写真や動画データから使えそうなものがあるか確認しておきましょう。もし、動画制作で使えるものがあれば、撮影する手間が省けます。
「音楽データ」は、動画に使いたいBGMを選曲して、購入またはダウンロードしておきましょう。音声、効果音は、撮影時に録音することができるので、事前準備は必要ありません。
④動画、音楽ファイル変換ソフト
先ほどの素材データや、完成した動画ファイルを変換するソフトが必要になる場合があります。
例えば、動画編集ソフトによって、編集できるファイル形式が決まっている場合があり、撮影したデータや準備した音楽データなどを変換しないと編集ソフトに取り込めず、編集できない場合があります。
また、完成した動画を再生するとき、使うメディアプレイヤーによって、視聴できるファイル形式が決まっていて、その動画ファイルの形式に合わせないと再生できない場合もあります。
ちょっとややこしいですが、動画を編集するときに「あれ?ファイルを取り込まないなぁ」とか、完成した動画を見るときに「あれ?再生できないなぁ」とか、問題が発生したときに、このことを思い出す程度に覚えておくといいでしょう。
【3】サプライズ動画を撮影する
機材などの準備ができたら、動画の素材となる映像や写真を撮影していきます。
サプライズ動画の素材となる映像や写真を撮影する
①ロケーション選び、セッティング
まずは、撮影するロケーションを考えます。明るい場所、光が入る位置など、映像がキレイに写るところを選びましょう。また、背景に写り込むものに、個人情報がないか、また他人が写らないかも確認するようにしましょう。
ロケーションが決まったら、撮影のセッティングをして、イメージ通りの映像が撮れるかテスト撮影しましょう。
②企画した内容に沿って撮影する
企画した内容に沿って、サプライズ動画の素材となる映像を撮影しましょう。オープニング、エンドロール用の映像素材も忘れずに撮りましょう。
③撮影した動画を確認する
撮影した動画は、後日撮り直しとならないよう、撮影後すぐに確認するようにしましょう。被写体だけでなく、背景や音声もうまく撮れているか確認しましょう。
動画を撮影するときのポイント
①カメラワーク、アングル
映画やドラマの撮影ではないので、そんなにカメラワークを気にする必要はありませんが、ちょっと動きを出すことで、動画の印象や伝わり方が変わります。
一番伝えたいシーン、サプライズシーンなどは、違う角度から撮ったり、動きを出したりと、色々試してみましょう。
カメラをずっと固定して撮影するのもいいですが、映像が単調になりすぎて、サプライズが伝わらない動画にならないように注意しましょう。
②音声
撮影のときは、普段よりも少し声を張って、ハキハキと喋るように心がけてください。特に、専用マイクを使わずにスマホだけで撮影するときは、声がうまく拾えていないことがあり、音声がこもったり、聞き取りにくかったりすることがあります。
映像と同じくらい音声は大事で、音声がしっかり聞き取れるだけでも、動画の印象が良くなります。
③長めに撮影する
動画を撮影するときは、1カットを長めに撮影するように心がけてください。短いカットよりも、長めのカットの方が編集のときに調整しやすくなります。
④周囲の風景も撮影する
風景などを1カット入れることで、動画がグッと良くなることもあります。余裕があれば、撮影現場の周囲の風景や気になったものなどを、使う使わないは別として撮影しておくといいでしょう。
⑤NGシーンはその場で削除する
撮影現場の裏側を見せるシーンを入れたい場合はNGシーンは重宝しますが、NGシーンやうまく撮れなかった映像を使うことがないと判断したときは、その場で削除するようにしましょう。また、似たような映像をいくつか撮っている場合も、使えるものだけを残し、あとはその場で削除するようにしましょう。
なぜなら、編集のときに「この映像なんだっけ?」と確認しながら動画を取り込むのですが、その動画データが多すぎると確認するだけでも時間を取られてしまうからです。
絶対に使わないなと思ったら、すぐにその映像を削除してスッキリさせておきましょう。
【4】サプライズ動画を編集する
いよいよ、サプライズ動画を形にしていく工程の”編集”を行います。編集は難しそうと思われがちですが、基本は「動画の不要な部分をカットしていく」だけです。そこに、BGMを入れたり、エフェクトを入れたりするだけで、作業自体は意外と簡単です。
編集に慣れてきて、こだわった編集や特殊な効果を使おうとすると、技術が必要となり、それだけ時間もかかります。
まずは、基本的な編集の流れを覚えて、楽しみながら自由に動画を編集していきましょう。
①サプライズ動画に使いたい素材を選ぶ
撮影した写真や動画、もともと持っていた写真や動画の中からサプライズ動画に使うものを選びます。
最初に考えた企画と照らし合わせながら素材を選び、再生する順番をある程度決めます。そのとき、編集ソフトに取り込む順番を分かりやすくするために、動画や写真のファイル名を1、2、3などに変更しておくといいでしょう。
②編集ソフトに写真や動画、BGMを取り込む
選んだ写真や動画を編集ソフトに順番に取り込んでいきます。取り込む際、編集ソフトに対応したファイル形式に合わせないと取り込めない場合があります。そのときは、ファイル変換ソフトを使用して、取り込めるよう変換しましょう。
③不要な部分をカットする
映像の不要な部分をカットします。最初や最後、途中の映像がいらないなと思ったら、ズバッと切り落としましょう。カットするときは、初めに動画の全体の尺(長さ)を決めて、どれだけカットするか調整しながら行うといいでしょう。
④テロップ、エフェクトを入れる
強調したい音声や説明したい映像がある場合は、テロップ(字幕)を入れましょう。文字の大きさ、色などテロップの演出にもこだわってみると映像がグッと良くなります。
また、編集ソフトのエフェクト機能を使って、動画を加工することもできます。映像をモノクロにしたり、特殊な効果を入れたり、シーンの切り替わりを変えたりと、この機能を使えば簡単に特殊な加工を入れることができます。
⑤テスト、微調整をする
動画の編集が一通り終わったら、テスト再生しましょう。変なところで映像が切れていないか、テロップがずれていないか、BGMや曲のテンポと映像が合っているか、シーンがうまく切り替わっているかなど、テスト再生しながら、細かな調整を行い、動画を仕上げていきましょう。
【5】完成したサプライズ動画のファイルを出力、保存する
動画の編集が終わり、最終チェックして問題がなければ、完成したサプライズ動画のファイルを出力、保存します。
編集した動画は、編集したファイル形式でそのまま保存されています。その編集用のファイル形式では、他のデバイスや環境で動画を再生することができないことがあります。そこで、再生できるように動画のファイル形式を変えて保存するために、出力する必要があります。
編集ソフトのメニューに「出力」「書き出し」「エクスポート」などというタブがあると思うので、編集が終わったらそこをクリックして動画を出力しましょう。
動画を出力するときのポイント
動画を出力するときのポイントは、「サプライズ動画を見せる人の視聴環境(端末)に合わせる」ことです。PCやスマホ、テレビやネットなど、動画を再生するデバイスや環境によって、出力する動画のファイル形式を変えていきます。
基本的には「MP4」という拡張子の形式で出力すると、PCやスマホ、タブレットでも再生することができます。YouTubeのアップロードもできるので、特殊な環境やデバイスでない限り、この形式で出力するといいでしょう。
【まとめ】気持ちが伝わるサプライズ動画を作ろう
今回ご紹介した「基本的な流れが分かる!サプライズ動画の作り方」は参考になりましたか?
動画を作るには、企画から準備、撮影、編集と、様々な工程があるのがお分かりいただけたと思います。
初めて動画を作るという方は、今回ご紹介した内容のように、まずは全体の流れを知ることから始めましょう。基本が分かり、とりあえずでも動画を作ることができれば、楽しさや大切な部分が分かってくると思います。
動画づくりにこだわるには、知識や技術が必要
プロが作ったように、かっこいい動画やオシャレな動画など、こだわりの動画を思い通りに作り上げるには、やっぱり知識や技術で、それなりの経験も必要です。
初心者の方なら、まずは気持ちが伝わることを第一に考えて、サプライズ動画を作ってみましょう。この記事の冒頭でも話したように、動画は企画が大事です。企画を考えるには、特別な技術はいらないので、まずはこの部分に力を入れていきましょう。そうすることで、撮影や編集技術がなくても、気持ちが伝わる内容の良いサプライズ動画を作ることができます。
まずは、できることをできる限りがんばって、動画を作ってみましょう!